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6月 2018

In 新着/ 耳より情報

京都の七月は祇園祭の一ケ月間!

京都の夏といえば祇園祭ですね!祇園祭は八坂神社の祭礼で、千年以上の歴史があります。祭は、八坂神社の神事「神輿渡御(みこしとぎょ)」と山鉾町の祭事「山鉾巡行」から成り、71日の各山鉾町の吉符入(きっぷいり)から、731日の八坂神社境内の疫(えき)神社の夏越祭(なごしさい)まで、7月の一ケ月間、毎日のように神事や行事が行われます。

特に、717日の前祭(さきまつり)と724日の後祭(あとまつり)の山鉾巡行が祭のクライマックスといわれますが、神事的には、神輿が八坂神社から出て氏子区域を回る神幸祭と、7日間御旅所に安置された神輿が、再び氏子区域を回って八坂神社へ戻る還幸祭があり、山鉾巡行は、それぞれの神輿渡御の前に山鉾町の町衆が行う行事です。山鉾巡行の前日(3日間)にはそれぞれ宵山があり、夕方には各山鉾の駒形提灯に灯がともり、祇園囃子が奏でられます。

宵山、山鉾巡行ともに大変な人出ですが、おすすめは宵山期間中昼間の町会所めぐり。昼間は比較的ゆっくり回れるので、暑さ対策をしてそれぞれ山鉾町の会所でお飾りを拝見しましょう。

In 京都再発見/ 新着/ 耳より情報

旧三井家下鴨別邸(重要文化財)は見学されましたか?

 下鴨神社(京都市左京区)の南に、近代京都の名建築、旧三井家の下鴨別邸があります。平成28年秋に一般公開が始まり2年近く・・・まだ行きそびれている方は、是非一度見学されたら・・・と思います。主屋、玄関棟、茶室にお庭とみる処が多くあります。茶室は江戸末期の建築、主屋は明治時代の簡素な数寄屋建築、玄関棟は大正時代の建物(書院造りながら洋風設備)、庭園は茶道の薮内竹翠と節庵の指導で築かれました。主屋は3階に望楼が設けられ、鴨川や東山の眺望を楽しめます(通常3階は非公開)。この別邸は時代によって異なる建物によって構成され、各時代の特徴を発見するという楽しみもあります。特に細部に目を凝らして見られることをお勧めします。また茶室は日常非公開ですが、貸室サービスの対象となり、2階の座敷(非公開)も貸室対象でともに茶会、茶話会、食事会(仕出し)などに利用可能です。同窓会、研修会などにも利用できます。交通の便も良い上に、会の前後に『糺の森』を散策できるのも大きな魅力でしょうか。    https://www.kyokanko.or.jp/mitsuike/

 

 

 

 

 

 

 

 

In 京都再発見/ 耳より情報

<歴史と伝説の宝庫「知恩院」へのいざない!>

 

今から凡そ800年前に浄土宗宗祖・法然上人によって創建された知恩院の現在の諸堂(国宝・三門や国宝・御影堂ほか)は江戸時代初期に徳川将軍家の庇護のもと造営されました。徳川家が知恩院を重要視したのは二条城とともに京都における拠点とし、市内監視や朝廷牽制のためなど政治的背景がありました。その面影として建物のいたるところで徳川家の家紋『三つ葉葵』がみられます。広大な境内や周辺には観光客を楽しませるスポットが多々ありますが、その一部を御紹介致します。

  1. ①知恩院の七不思議(忘れ傘、鴬張りの廊下、瓜生石ほか)
  2. ②男坂(急坂は城郭機能の名残り、映画「ラストサムライ」の撮影場所)
  3. ③大鐘楼(NHK「除夜の鐘」、日本三大鐘楼、アインシュタイン博士実験、ほか)
  4. ④千姫の墓(徳川家康の孫)
  5. ⑤法然上人ご廟(参拝時に木魚叩き体験可)

※知恩院は清水寺や金閣寺などのメガ観光寺院とは違い、名前は良く知られている割には境内が観光客で余り混雑していません。ひと味違ったこの名刹をごゆっくり参拝されては如何でしょうか。  レポート 島添        

境内の一角                        千姫の墓碑