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6月 2017

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世界遺産・平等院 一度は行きたい!!

「わが庵は都のたつみ しかぞ住む   世をうぢ山と人はいふなり」 喜撰法師

Q: 一万円札のモデルの鳳凰は左右のどちらでしょう(最終行に答え)

この歌は平安時代の初期に詠まれています。宇治はこのように平安京の辰巳(東南)15㎞程の地にあり、宇治川が琵琶湖から流れて、温暖な気候に恵まれています。この風光明媚な宇治に皇族や貴族の別業(別荘)が営まれました。中でも栄華をきわめた藤原道長の別業は、その子関白頼通によって1052年に平等院となりました。

1994年(平成6年)宇治川の対岸の宇治上神社とともに古都京都の文化財として世界文化遺産に登録されました。

浄土式庭園と言われる庭にある鳳凰堂は、1951年(昭和26年)に国宝指定された時から今も変わらず十円硬貨に刻まれ、また鳳凰堂の屋根の上の鳳凰は2004年(平成16年)より一万円札の裏面に描かれています。

鳳凰堂の中に座していらっしゃる阿弥陀如来(国宝)は定朝が彫った寄木造りであると確定している、唯一の仏像です。また鳳翔館には雲中供養菩薩52体(国宝)中26体が展示されていて、それらは天空に音楽を奏で、舞い、または座して祈り、極楽もかくありなんという空間になっています。

平安時代の末に平家に反旗を翻した最初の源氏、源三位頼政がついにこの地で自害したと言われる扇の芝など、実に見どころの多いお寺です。            リポート 荻野

A: 創建当初の鳳凰は鳳翔館にあり、展示室に入って一対の内の向かって右側の鳳凰です。

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梅宮大社<猫神社>はご存知ですか?

凡そ1300年以上前に橘氏の祖・橘諸兄(たちばなのもろえ)の母が綴喜郡井手町に創建、のちに橘(たちばなの)嘉智子(かちこ)(嵯峨天皇皇后)が現在地に遷座しました。ご祭神は本殿に酒(解神(さけとけのかみ)=(大山祇神((おおやまずみのかみ)ほか3座をお祀りしています。この祭神は酒造の祖神です。檀林皇后(橘嘉智子)は当社に祈願し初めて皇子(仁明天皇)をもうけたといい、以来子授け・安産の神として信仰され、境内に「またげ石」や産砂をうける風習があります。また学業・芸能の神としても崇められています。

梅は中国から伝来、その清楚な美しさから、また実は薬用として珍重され、梅宮大社には40種約550本の梅木があり、その実を漬けた招福梅もあります。

境内の北側の神苑(入園料¥550)は一見の価値あります。早春の梅から八重桜、4月のキリシマツツジ、5月上旬のカキツバタ、6月の「花菖蒲」と「あじさい」が素晴らしく見ごたえがあります。咲耶池・勾玉池を巡って花を観賞、「池中亭茶室」も風雅な姿を見せています。3月の梅産(うめうめ)祭、5月の神幸祭、8月の嵯峨天皇例祭などが賑わいます。近年猫好きの方々が集まる“猫神社”としても知られています。  梅宮大社 <右京区梅津>   (阪急電鉄嵐山線松尾駅下車)   

ホームページアドレスをご参考までに  http://www.umenomiya.or.jp/