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東山七条の「総本山智積院(ちしゃくいん)」はいかがですか!

国宝の障壁画

桃山時代に全盛期であった狩野派に対抗して、独自の画風を確立した長谷川等伯。その一派によって描かれた。日本の障壁画を代表するものとして、楓図、桜図、等々が有り、桜図は長男、久蔵が25歳の時に描いた作品で、楓図に於いては、等伯が久蔵に対する哀惜の情を振り切り、自己の生命力を画面一杯傾けて描き出されています。

智積院は真言宗智山派の総本山として、現在約三千の末寺を擁する。その中には、初詣で有名な成田山新勝寺、川崎大師、ハイキングで有名な高尾山薬王院、等々あり、檀信徒は約30万人。

真言宗は、弘法大師空海上人により開宗されましたが平安末期になると宗勢は衰微してしまいます。その時、鳥羽上皇の信任を得た興教大師覚鑁(かくばん)上人(しょうにん)が高野山に登り真言教学を再興しました。晩年覚鑁が移り住んだ「紀州・根来寺」で真言教学を学ぶ学問所として隆盛しましたが、豊臣秀吉に全山を焼き払われた。その後、秀吉が愛児、鶴松の菩提を弔う為に建立した「祥雲禅寺」を家康は智積院・住職に寄進し、現在に至ります。

 

 

 

 

 

 

 

名勝庭園

利休好みの庭と伝えられ中国の廬山(ろざん)模って(かたどって)います。秀吉の祥雲禅寺時代に造られた石橋より奥は自然石のみを用いて、深山の中にいるような奥行のある勇壮さを感じさせてくれます。特に、ツツジ・サツキの咲く頃が一段と艶やかさを増します。

 

 

 

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