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1月 2017

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「初天神!(北野天満宮)」に行ってきました。

北野天満宮は、菅原道真を祭神として、全国約1万2000社の天満宮や天神社の総本宮です。道真の誕生が6月25日、死去が2月25日であるため、毎月25日を縁日として、約1000店の露店が出ます。

年初めの「初天神」は、露店を冷やかす人、受験祈願の人、梅の花見の人などで大賑わいでした。今年の梅の開花は早いそうです。露店がところ狭しと「品」を並べています。たこ焼き・鯛焼き・飴細工・黒豆茶などの食べ物の匂いと、人混みは独特の雰囲気があり、寒さが吹っ飛ぶ熱気でした。また、境内では「猿まわし」、「節分用海苔」の無料配布、梅枝「思いのまま」の販売など「初天神」らしい催しもありました。

なお、梅枝の「思いのまま」は、無病息災の信仰が伝わる境内の梅の枝に、厄除け玄米入りひょうたんが結ばれたもので、家庭に持ち帰って一輪挿しにすると、やがて梅が花をつけるそうです。思いのままに白梅や紅梅の花を咲かせて、入試合格の喜びのさきがけとして、元旦から販売されています。

京都の古い伝承では、「弘法さんが「晴」やと、天神さんは「雨」や」と言われます。弘法さんとは、東寺の境内で毎月21日に露店が出ることですが、天神さんとは仲が悪いから、「片方が天気なら片方は雨が降る。」と言うのです。この言い伝えは高い確率で当たると言われています。           リポート 渡邊

あふれる参道

早くも梅がぽつぽつと・・

思いのまま

 

 

 

 

 

 

きれいに並ぶうつわ(器)かな!

 

 

 

 

 

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初詣!「六波羅蜜寺」にお参りしました

%e5%85%ad%e6%b3%a2%e7%be%85%e8%9c%9c%e5%af%ba東山区に在る六波羅蜜寺は、「六道の辻」の石碑が立つ西福寺南側に位置しています。

西国三十三か所観音霊場めぐりの十七番札所、洛陽三十三か所観音霊場の十五番札所です。963年(応和3)に空也上人が鴨川東岸に一堂を建立し、西光寺と号したのが始まり。空也上人は、都に疫病が蔓延した時、十一面観世音菩薩立像(国宝)を引きまわし、鉦を撞木で鳴らしながら、念仏を唱えて病人に茶を振舞って、多くの人を救ったといわれています。

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空也上人が念仏を唱えて都を歩きまわった姿の「空也上人像(重要文化財)」は、宝物館(素晴らしい仏像を多数安置)で見ることができます。この像の写真は教科書にも掲載され、懐かしい方も多いと思います。

★皇服茶(大福茶)

正月1~3日間に振舞われる「皇服茶」は、第62代村上天皇も服されたことから「皇服茶(おうぷくちゃ)」「大福茶」といわれています。元旦の朝に始めて汲んだ“若水”で沸かしたお茶の中に「結び昆布」と「小粒の梅干し」が入っています。そして一年間の無病息災をお祈りしました。

境内に「日本最古 都七福神ノ一」の看板があり、弁財天が祀られ、「都七福神めぐり」で多くの人が訪れます。また「平清盛塚」、「阿古屋塚」、「銭洗い弁財天」、「水掛不動尊」「なで牛」、「一願石」などお参りできます。                 レポート渡邊