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9月 2017

In 新着/ 耳より情報

鞍馬寺から木の根道越えて貴船神社へ

鞍馬寺といえば誰でもすぐ牛若丸(源義経の幼名)を思い出すほど有名なお寺ですね。「鞍馬の火祭」もよく知られていますが、「由岐神社」の祭事で鞍馬寺のものではありません。道幅の狭い鞍馬街道と鞍馬寺の山門前の階段と広場で行われ、多くの見物客を収容できない為、なかなか京都人でも見物の機会が得にくい奇祭です。毎年時代祭の夜、10月22日に行われます。本堂にお参りして霊宝殿を経て木の根道へ。山道はよく整備され、道筋には手すりが常備され石段が続きます。夜な夜な剣術の稽古に励む牛若丸に想いを馳せて僧正が谷で小休憩、喉を潤す。その後急な石段を下って、一路貴船神社・奥宮に向かいます。ここは水の神様で有名な神社。近年は縁結びの神様としての人気が高まっています。また「水占い」が珍しいです。お盆も過ぎていますが、多くのお参り客が列を作っていました。有名な「川床料理」の店も繁盛している様子・・・奥宮から叡電貴船口まで歩きましたので、少々足が疲れました。秋の紅葉は素晴らしいだろうなあ・・と「叡電」に揺られ帰途につきました。

In 新着/ 耳より情報

早朝の清水寺へお参りしませんか!!

1年中参拝者で賑わう清水寺。特に最近は、訪日客の増加で、清水道・五条坂のバス停から仁王門・舞台に至るまで、ぎっしりと言っていいくらいの人通りが続きます。

その清水寺で、月2回、境内左手の円通殿において、午前7時30分(冬場は午前8時)から、第2日曜日は森清範貫主の法話の会、第4日曜日は北法相宗仏教文化講座(今年は国際日本文化研究センター村井康彦先生の「日本文化の原像」)が開かれます。昼間の喧騒とはうって変わった静けさの中で、大変わかりやすいお話を聴くことができます。

聴講の日は、その30分前から本堂で行われる朝の勤行に参加します。貫主以下僧侶の方々の後ろに正座し、30人くらい、一緒に読経するのです。観音菩薩の教えを説いた2千字余りのお経ですが、早朝の凛とした空気の中で、みんなで声を上げて読んでいると、不思議にありがたい気持ちになります。形から入る、というのはこのことかと思いました。

勤行が始まる時間帯は既に一般拝観が始まっていますが、拝観者に混じって入寺の際、経書を示すとそのまま入ることができ、「ようお参りで」と声を掛けられると、気が引き締まります。  リポート古谷