0 In 新着/ 耳より情報

橋のマニアックなお話を 『夫婦天端(みょうとてんば)』??

今回は全く有名ではないが、琵琶湖疏水を愛する皆様が知っていても損はしないだろうと思う情報を紹介します。

京都山陰道を西に進み老いの坂を越えると丹波亀岡市です。少し行くと王子橋があり、めがね橋と言われ国道9号線を通る度に気になっている橋でした。

昭和44年に新しい橋ができ現在は人しか通れなくなっています。このめがね橋、明治21年(1888)完成で、南禅寺水路閣等を設計した日本近代土木技術のパイオニア田辺朔郎博士が設計者です。

橋の側には社団法人土木学会(東京都)公認の「選奨土木遺産認定」の碑文があります。花崗岩による石造アーチ橋に加え、輪石(アーチに添った石)と壁石(輪石の上に積む石)が夫婦天端(みょうとてんば)で一体化した大変珍しい構造で色の違う石が交互に積んであるという技術の高さや、施工の丁寧さ、130年以上たった今でも以前のままの形状を保つなど橋梁工学上大変貴重であるというのが選奨理由だとされています。夫婦天端については私もよく理解出来ていないが寄木造りの様な組み方ではないかと思っていますが、詳しい方がいらっしゃいましたら教えて下さい。   ご参考に  http://ameblo.jp/morinohausu/entry-11311634368.html    リポート藤田

You Might Also Like